もう10年以上前。 私がアメリカ、Sedonaに暮らしていた頃。
あれは今でも忘れない、 魂と魂の繋がりを 目の当たりにした夜だった。
この出逢いがまさか 命を超えた感動へと導かれるとは その時は思ってもみなかった。
『妻と予約を取りたいのですが』
とある夫婦から連絡が來た。
話しを聞くと、
『妻の精神状態が良くなくて 色んな人からSuccla☆さんの話しを聞き、 Sedonaにいると言うことで Sedonaまでお伺いしたいのですが 予約は取れますか』
と言うものだった。
私は空いている日程を伝え、 夫婦は州を越えて、 コロラド州からやって來た。
ご主人はとても誠実で真摯な方で 大手企業の顧問や指導を務める方で 奥様も品のある可愛らしい方だった。
『初めましてSuccla☆です』
そう伝えるとご主人は
『噂を聞いてここまでやって來ました。 妻を妻の悩みを聞いて頂けませんか。』
切実に伝えてくる声の波動は かなり切羽詰まったものだった。
話しを聞くと、 ずっと不妊に悩み、あの手この手で ようやく産まれた子どもは 生まれてからずっと保育器の中に入れられ、 保育器から出ても成長障害で管が外れず 5年間手を尽くしたけど 去年努力の甲斐も虚しく らこの世を去ってしまったと言う。
短い5年という命。
それでも夫婦にとっては 長い長い5年と言う歳月。
その間に何とか出來ないか、 何とか救えないか。
初めてこの世に生まれて來てくれた 愛娘の命を何とかしたいと必死だったが 無念に終わった。
と言う流れを聞いて 胸が苦しくなった。
言葉で言い表す以上の想いや現実。
当事者にしかわからない苦しみを含め、 周りとの葛藤や、街を歩き妊婦や 家族連れを見るだけでも どんなに心を痛めていただろう。
瞬時にその心が見えてきた。
『Succla☆さんのリーディングを受けたくて Succla☆さんがSedonaに お住まいと聞いてここまで來ました。
お願いです。
今、あの子はどうなっているのか リーディングして下さい。』
言われるまでもない。
だけど、 私が見て判断したのは 今はリーディングではなく、
そして、 天からのエネルギーを少しでも注ぎ この閉ざしているエネルギーを 解放していかないと、 いくらリーディングをしても、 心の癖と頑なに
「自分が娘を殺したんだ」
と想い悩む状態は解放できず堂々巡りだ。
しかも州をいくつも越えて、 かなりの遠方から來たので 『それではまた来週』とも言ってられない。
滞在している短い時間で どれだけ私がこの夫婦に 最短で最良、最大限のことが出來るか。
そこに掛かってくる。
だから準備を整え、 奥様に必要なエネルギーのボルテックスへと お連れすることになった。
まずは ・・・
=======明日②へと続く=======
愛と感謝と祈りを込めて
Succla☆
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