🛠
『僕たち心配してるんだ。ご主人様のこと』
🌸
『ん⁉️どういうこと❓』
🛠
『ご主人様、ここの所、
色んな作品を作るのに
どうも思い通りの作品が
できないみたいでとても落ち込んでて。
時々イライラもしてるし、
この間もこの部屋で一人。
「作るの辞めようかな」って
独り言言ってたんだよね。
僕たちが聞こえてること
ご主人様はわからないから。
でも僕たちの方が
「どうしよう💦」
って焦ってしまって。
そこで君が來て
氣付いてくれたんだ。
僕たちのこと😊』
🌸
『そうだったんだね❣️
万物にはね、氣をいうものを
すべてが纏ってるでしょ?
その氣がね、
乱れると周波数が乱れるの。
その乱れをキャッチできる段階は
人それぞれ違うけど、確実に
この部屋だけ通常の氣の流れと
違う流れ方してたんだよね🌀
だから氣になって來てみたの。
万物には心も言葉もあることを
知ってるから何も心配しなくて
良いからね❣️』
そう言うと、更に今まで
工具のふりをしていた工具たちも
どんどんどんどん本来の姿を見せてくれた。
🛠
『ご主人様はね、
良い作品が創りたいんだ。
それはわかるんだ。
でも、思い通りのものが
作れないみたいで
本当に何度も何度もやり直して。
苦しそうだったんだ。
その内、この椅子にも
座らなくなってしまって・・・。
僕らも寂しいんだ。
僕らはご主人様が大好きなんだよ❗️』
🌸
『そっか、わかった❗️
ちょっと待ってて❗️話してくる❗️』
そう言い、
部屋を出て本人に事情を話した。
●工具が寂しがってること
●納得のいく作品が作れず悩んでること
すると何も隠せないというような面持ちで
🧓
『そうなんだ!
もう作るのを辞めようかと思ってる。
向いてないと思う。
それにそんなことを繰り返してて
工具たちにも申し訳ない。
そう思うんだよ。』
と言い出した。
作るからには完璧なものを作りたい。
その氣持ちは痛いほどわかるけど、
そこを常に強く求めてる。
だからこその作品も
できるのだけど諸刃の剣だ。
そして、工具一つ一つに対しても
物と言う扱い方ではなく、
大切に丁寧に物の氣持ちまで考えて
使っている愛の深さがそこにはあった。
その時、本物の作り手だと感じた。
人は常にその想いを求めてる。
そして工具もまた、
そんな想いがある主人だからこそ
そこに命が吹きかけられたんだ。
ピノキオが人間になったように。
あの話もお伽話ではないのかもしれない。
ただ、自分たちの枠の中だけで考え、
あり得ないお伽話しにしているだけで。
そして、
本人から話を聞いてる私が感じたことと
工具たちが心配してたことは同じだった。
なので、
🌸
「ちょっと待ってて❗️
もっと工具と話してくる❗️」
そう言い、部屋に戻った。
🧓
「えっ⁉️工具と話すって❓
えっ❓❓❓」
驚くのも無理はない。
物のリーディングは依頼されるか
必要がある時くらいしかしないので
そもそも物もリーディング
できるとは思っていない人も多い。
部屋に戻った私は工具たちに話しかけた。
🌸
『あなたたちのご主人様と話して來たよ。
やはり落ち込んでるし、
作るという氣もなくなってしまってた。
それにあなたたちにも申し訳ないって
思ってたよ。』
するといきなり工具の長老が出て來た。
🧙🏿♂️
『コホンッ』
一人の長老が前に出て來たら
他の工具たちは一斉に静かになった。
🧙🏿♂️
『わしがこの中で
一番奴との時間が長いんじゃ。
奴のことはわしが一番よく知っておる。
なんせ20年近い付き合いじゃからな。
だから言わせてもらう。
おい、そこのわっぱ❗️
わしの話を奴に伝えるんじゃ‼️
(わっぱってあなたより年齢上ですけど😅)
何甘ったれたことを言っておる❗️
失敗しようが納得いかなかろうが
何が関係あるんじゃ‼️
お主の満足感だけではないか。
だとしたらお主が
これ以上ない満足が行くまで
わしらはどこまでも
付き合うことを厭わない。
自分に言い訳して
逃げてるだけじゃないか❗️
そんな奴に
わしらはこの先付いて行かんぞ❗️
作品とはな、
お主一人で作ってるもんじゃないんだ❗️
作品とは、人と物とエネルギーが
一つと重なり奇跡を起こすんじゃよ。
そこで初めて本物の
「作品」というものができるのじゃ❗️
あやつはまだ何もわかっとらん‼️
わしらがどんな想いで
あやつについて行っておるのか。
奴はな、
心の底から優しいやつなんじゃよ。
心の底から物作りを愛しておる。
自分に妥協せず、作り続ける姿を
わしはいつでも全力で応援し、
力となって來たのじゃ❗️
何度もわしはあ奴に助けられた。
何をいまさら戯言を言っておるんじゃ❗️
そして奴に伝えろ。
わしらはお前と共に生き、
お前と共に死す。
そして、お前の輝く姿が
ここに居るすべての者たちは
大好きでお前と共に遊んでるんじゃよ。
わしらに悪いと言うならば、
一番の罪はあ奴がこの椅子に座り
わしらとの時間を過ごさぬことじゃ❗️
作品の出來なんてその次じゃ‼️
作品は
あ奴一人で創ってる訳じゃない❗️
一緒に作ってるんだ❗️
何よりわしらがついておる❗️
例え話せなくても、
例えわしらが視えずとも
わしらは常にお主と共にいて
力となっておる。
作品とは共同作業なんじゃ。
お主の帰りを待っておる。
そう伝えてはくれまいか、わっぱ。』
🌸
『わっぱ⁉️私のことだよね😅
わかりました長老。
伝えますね❣️』
🧙🏿♂️
『宜しく頼んじゃぞ❗️』
振り返り工具に戻って行った長老。
背中がとても小さく寂しそうだった。
本当に寂しかったんだと思う。
よく見ると所狭しと綺麗に整理されて
並べられている工具たちの中に
一つだけボロボロで普通なら
捨ててもおかしくないような工具があった。
きっとこの工具なんだね、長老。
大切に大切に扱われて來たんだね。
あなたは彼と共に生きる勇士✨
その背中、感謝と涙に溢れてる。
そんな背中だった。
長老が工具に戻った途端、
他の工具たちが口々に
🛠
『僕たちはご主人様と
もっともっと遊びたいんだよ❗️
僕たちはご主人様が大好きなんだよ‼️
だからお願いだよ、
ご主人様にこの椅子に
戻って來て欲しいと伝えてよ。
長老はいつ動かなくなるか
わからないんだ。
何度も何度もご主人様に助けられて、
ご主人様も諦めずに長老を
大切にして來たんだ。
僕たちが見てるんだ。
僕たちは物だよ。
人間と会話はできない。
人間の自由で捨てられたり壊されたり。
それでも物としての感情があるんだよ❗️
あんなにあんなに大切にされる姿を見て
僕たちのことも大切にしてくれる。
だから僕たちは
ご主人様ともっと一緒にいたいんだ。
もっと一緒に遊びたいんだよ。
失敗してもうまくいかなくても
それでも僕たちは
ご主人様と一緒にいたい。
それを僕たちからも伝えて欲しいんだ。
いいかな❓』
🌸
『もちろんだよ❣️
氣持ち伝わったよ😊
ちゃんと伝えるからね❣️』
工具みんなが泣いていた。
みんな「大好きなんだ」と言いながら。
「遊びたいんだ」と言いながら。
もちろんそれを伝えた彼が
その日からまた命を吹き返したのは
言うまでもない✨
そして、そのお礼にと
作ってくれた作品を私は今でも
大切に大切に使い続けている☺️💕
あの時の工具たちの声を聞きながら・・・
物にも氣持ちがある。
大切にすればするほど
物たちには伝わっている。
例えその姿が見えなくても、
例え話せなくても。
話しかけてあげてね❣️
大切な子達には☺️
『ありがとう。』
『ごめんね。』
『大好きだよ💕』
そんな一言で物たちは
物としての幸せを受け取れるんだと思う。
忘れえぬリーディングの一つ。
そんなお話でした💓
長い文章最後まで読んでくれてありがとう。
あなたにも伝えたかった。
「#物にも心があるんだよ」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ということ。
あなたの心に届きますように💕
愛と感謝と祈りを込めて
Succla☆🌸🍡☺️🍡🌸
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